とある医者の回顧録と日々雑感

某臨床医の人生で起きた出来事や日々思うこと、
医師患者関係や医療情報などについて語ります。

昨日に続き、007の話題。

 

少し、古い論文から

ジェームズ・ボンドの飲酒量に関する話題。

 

ジェームズ・ボンドといえば、

気がつけば、バーやカジノで、ドライマティーニを

頼んでるシーンが目につきますね。

 

小生は、個人的にはマティーニよりも、

ジントニックとか、スクリュー・ドライバーなんか

の方が好みですが。

 

 

https://roid-hal.themedia.jp/posts/3283459 から

 

英ノッティンガム大の医師らの研究チームが、

原作者の故イアン・フレミング氏が書いた007シリーズ14作のうち、
飲酒に関する詳しい記述がない2作を除く12作について、

ボンドの飲酒量を記録した。

 

そして、面白い結果を、

2013年の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルという

一流雑誌に発表した。

 

論文のタイトル:

”Were James Bond’s drinks shaken

because of alcohol induced tremor? ”

 


その結果ですがーーーー
 

けがや監禁などで飲酒が不可能な期間を除けば、

1週間の平均飲酒量は適正量の4倍以上

に達すると分析している。

 

これが、各作品における007の飲酒量の概略

No of days described Days unable to drink Alcohol consumed (units) Weekly consumption
Including days unable to drink Excluding days unable to drink
Casino Royale (1953) 25 21 73.8 20.7 129.1
Live and Let Die (1954) 14 7 84.45 42.3 84.5
Moonraker (1955) 5.5 0 73.6 93.6 93.6
Diamonds are Forever (1956) 5 0 50 70 70
From Russia with Love (1957) 8 0 106.8 93.45 93.45
Dr No (1958) 13 8 51.1 27.5 71.5
Goldfinger (1959) 13 0 97.4 52.4 52.4
For Your Eyes Only (1960) 8 0 113.35 99.2 99.2
Thunderball (1961) 5 0 52.55 73.6 73.6
On Her Majesty’s Secret Service (1963) 12 0 179.8 104.9 104.9
You Only Live Twice (1964) 12 0 225.8 132 132
Man with the Golden Gun (1965) 3 0 41.5 96.8 96.8
Total 123.5 36 1150.15 Mean 65.2 Mean 92.0



飲酒量からすれば、

作中で描かれるボンドの活躍は不可能と指摘。
手の震えや肝硬変などのほか、

性的不能になる恐れもあるとしている。

 

ボンドは作中で美女と一夜をともにすることで有名だが、


研究チームは、

「これだけ多量の酒を飲んだら性的機能は働かない」と指摘。


アルコール依存症が疑われるとして、

ボンドに専門的な治療を受けるよう"助言"している。

 

飲酒量が最も多かった作品は、

You only live twice.

007は二度死ぬ

 

原作では、この作品の方が、

女王陛下の007:On her majesty's secret service (OHMSS)

より後の作品。

OHMSSで花嫁を亡くしたボンドが、

よれよれになりながら、日本に潜入したという筋書きにて、

当然ながら、失意のどん底にいたわけで

飲酒量も多かったのでしょう。

 

 

この図も、先に述べた論文に掲載されていた図の一つ

 

The Man With The Golden Liver (not gun) とは、

しゃれてますね!?


他にも原題タイトルをもじったもの:

 

One is not enough. 杯で十分でしょ!

(原題 World is not enough)


Drive another day.  別の日に運転しな!

(原題 Die another day)


From Prison with Love. 牢屋から愛をこめて

(原題 From Russia with love)

 

Drink and let die. 酒を飲め、されば命はないよ!

 (原題 Live and let die)


など、粋な表現ですね。

英語ならでは、いじくり方です。

 

個人的には、

007といえば初代のショーン・コネリーが一番!
日本が舞台だった昨日紹介した第5作は

子供心に印象が強いです。

 

https://ameblo.jp/karmannfish/entry-12016305470.html から引用


 

 

BMJに掲載された表と図は、

http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7255 より引用

 

また、この記事は、

誰でも受かる医学部入試の極意

007は飲み過ぎ 「任務不能」と英研究者

から、改編したものです。

 

 

 

 



2018/03/10 (土) 15:57 | 映画・TV番組
- | comments(2)
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この記事へのコメント

kazuさま、

現役のお医者様のボンドファンの方がコメントされると説得力がありますね!トレイシーを亡くしたあとの原作ボンドは確かにボロボロになりましたので、精神的なショックとアルコールの影響もあったかな、と思います。私も飲みすぎには気をつけねば・・・と反省しています。

2018/03/10 21:36 | ボンド命

ボンド命さま

貴重なコメント、ありがとうございました。
また、007関係の記事up予定なので、時々訪問してみてください。

2018/03/10 23:45 | kazu

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