とある医者の回顧録と日々雑感

某臨床医の人生で起きた出来事や日々思うこと、
医師患者関係や医療情報などについて語ります。

ここ数年、医療に携わっていて

つくづく感じることは、

とにかく高齢者が増えたということ。

 

私が研修医から大学病院にいた頃とは

患者の年齢層が特に変化した。

 

整形外科病棟では、高齢者の股関節骨折も

数人いる程度であったが、

最近はどこの病院でも毎日

股関節周囲の骨折手術ばかりだろう。

 

そういうことで、

このような高齢者は

いくつもの病気を抱えているため、

多くの薬も服用しているのが現実である。

 

これらの薬を分類整理するのも

一苦労である。

 

かつての医師たちは、ある部分だけ

つまり、

整形なら運動器のみ、

循環器科なら心臓のみ、

といった具合に

専門分野のみに集中して、

他の分野は餅屋は餅屋という感じで、

他の科にお任せという医療でした。

 

もちろん、

各専門領域で奥が深いので、

この概念は必要不可欠である。

 

しかしながらーーー

 

最近は、

患者さん個人を一つの生命体として、

臓器全体の把握に加え精神状態も捉えなくては

ならないことを痛感する。

 

まさに、慈恵医大の先人たちが唱える

「病気を診ずして病人を診よ」という

理念が身に染みる今日この頃である。

 

 

 

東京慈恵医大HPから

http://www.jikei.ac.jp/boshuu/kensyuu/topics_01.html

 



2019/03/28 (木) 06:00 | 医師患者関係
- | comments(0)


2019/10/13 (日) 06:00 | -
- | -
同じカテゴリの記事
この記事へのコメント

コメントする