とある医者の回顧録と日々雑感

某臨床医の人生で起きた出来事や日々思うこと、
医師患者関係や医療情報などについて語ります。

再生医療といえば、

ノーベル賞で有名な山中教授らの開発した

iPS細胞が有名である。

 

先日の専門医研修で聞いたばかりだが、

札幌医大のグループが行っている

脊髄損傷や脳梗塞に対して行っている

自家骨髄間葉系幹細胞の静脈内投与による

神経再生の研究はかなり進んでいるようである。

 

骨髄間葉系幹細胞 mesenchymal stem cell(MSC)は、

骨髄液に含まれる骨髄細胞のうち0.1%程度含まれる、

内臓、血管系、骨・軟骨、脂肪、筋肉、

さらに神経へ分化が可能な細胞である。

 

患者さんの骨盤から骨髄液を採取、

その中から、

この骨髄間葉系幹細胞を分離して、

大量培養して、

製剤を作り静脈内投与するというもの。

 

以下にその工程を示す。

 

札幌医大附属病院HPから

http://web.sapmed.ac.jp/saisei/medicine.html

 

研修会で、

この製剤投与翌日から、

今まで動かなかった頸髄損傷の患者さんの

手足が動くようになるというビデオ

を見せていただいた。

 

なかなか、感動ものである。

 

ニプロと共同で製品化も近いらしい。

今後の開発に注目である。

 



2018/09/30 (日) 20:28 | 医療情報
- | comments(0)
同じカテゴリの記事
この記事へのコメント

コメントする