とある医者の回顧録と日々雑感

某臨床医の人生で起きた出来事や日々思うこと、
医師患者関係や医療情報などについて語ります。

大学の講師になってしばらく経ち、

自分のメイン研究も一段落したので、

新たなテーマに取り組んでいた頃の話。

 

当時、ラットの大腿骨に

黄色ブドウ球菌という細菌を植えて、

骨髄炎モデルを開発していた。

 

実験内容は、平たく言うと

接種する細菌の量により、

骨髄炎の程度がどう変わるか?

というもの。

 

まあ、この実験を土台にして

感染を伴う骨折モデルに発展させようと

画策していたのだが。

 

骨髄炎に侵された大腿骨のマクロ像

 

接種する細菌の濃度により大腿骨X線像の変化

 

ところで、

感染系実験室は通常の実験室をさらに上階にあり、

なんとも寂しいareaであった。

 

また、

実験後に取り出した骨のX線を撮影するために、

下の階に移動するのだが、

エレベーターに乗るために

さらに暗いボイラー室を移動しなければならなかった。

 

このボイラー室の一画には、

動物の死体焼却場もあり

なんとも不気味な通路であった。

 

http://www.nakajima-j.sapporo-c.ed.jp/20101110_boira-shitsu.htmから

 

まさに上の写真のようなボイラー室を移動した。

 

寂しい実験室での孤独な作業であったが

苦労した基礎実験を小生が行った後に

ある後輩が引き継ぎ、無事に完遂され

りっぱな論文が完成。

 

まずは、

めでたし、めでたしであった訳ではあるが。

 

今となっては、懐かしい想い出である。

 



2019/04/16 (火) 16:49 | 回顧録:医師扁
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米国留学時、かれこれ25年ほど前でしたか、

教授から他の病院もいろいろ見てきなさい。

と言われいくつかの病院を訪問した記憶がある。

 

帰国もかなり近い時期に、

メリーランド州のばボルチモアという都市にある

米国で1、2位を争うShock Trauma Centerという

外傷専門の病院を訪問した。

 

ボルチモアはワシントンDCから

北に車で約1時間ほどの

距離にある大都市(下の地図参照)。

 

 

http://r-fujisan.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/dc-2d53.html から

 

ボルチモア インアナーハーバーの夜景

 

Shock Trauma Centerはボルチモアの中心部にある

ジョンズ・ホプキンズ大学のと並ぶ名門医学部を持つ

メリーランド州立大学医学部の付属施設。

 

Adams Cowley Shock Trauma Center 

http://www.umms.org/ummc/health-services/shock-trauma

 

このセンターの屋上はヘリコプターが2基止まれるのではないか

という広いヘリポートが存在。

 

ビルの中にいても、

絶えずヘリコプターがやってくる音が聞こえていた。

 

このセンター内には、

救急隊の通信基地があり、

何時にどのくらいの時間で、どの都市から

ヘリコプターが到着するかが分かる

大きな電子版の地図も常備されていた。

 

とにかく忙しそう。

 

オペ室もビル内に6つほどあり、

整形外科のon call体制も、

一般四肢外傷、骨盤+脊椎外傷、手の外科専門と

それぞれ独立した3チームが担当していた。

 

センター見学のあと、整形外科の某スタッフドクターに

偶然に見学を共にした南米から来られた若い先生と共に

大学病院内にあるカフェでサンドイッチを

御馳走になり、このセンターを後にした。

 

米国の救急システムがよく整備運営されていることに

感動したものだ。

 



2019/04/10 (水) 17:32 | 回顧録:医師扁
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かつて、大学で講師をやっていた頃の話。

 

教授に頼まれた

ワークショップとシンポジウムのドタバタ移動。

 

とある学会の会場風景

http://www.kfm.or.jp/hall/youto/youto3/jirei1.html

 

ある日、教授から

K君、頼まれて欲しいことがあるんだが

 

なんでしょうか?

 

君がやっている基礎研究と、

救急でやってきた症例をまとめて、

発表してもらいたいと学会から

頼まれたものがあるんだが。

 

ただ、1つ問題点があってな

 

なんでしょう?

 

札幌で夕方に臨床報告のシンポの後、

翌日は金沢で朝一で実験関係のワークショップ

と、移動が綱渡り状態になる可能性がある。

 

返事はYesと言ったもの、

確かに移動がむつかしい。

 

大学にも来ている薬品会社の訪問社員

(通称 MRさん)にも相談。

 

頼んだ翌日にMRさんから電話

 

先生、ありましたよ。

移動方法が!

 

それは、助かる。

ところで、どういう移動方法?

 

さてさて、後半へーーーーー

 

 

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2019/03/24 (日) 00:02 | 回顧録:医師扁
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卒後2年目で総会の発表1

での記事で、紹介しましたが、

卒後2年目は地方の某総合病院

に出向しました。

 

その折のエピソード。

 

ある月曜の朝、

新規入院患者のリストが入れてある

棚があるのだが、

その日、リストを見て驚いた。

 

なんと、

今週の新規の受け持ち患者さんが

20名以上。

 

他の若い研修医たちに、

君は何人?

と聞くと、

 

僕は3名

私は2名

 

全然数が違うじゃんか?

 

なぜ???

 

思い当たるとすれば、

土曜日早々に引き上げて

セーリングに行ってることが

部長の気に障ったのかも。

 

他の研修医たちより、

顔が日に焼けているし

ここは少し思い知らせてやろうか!

ということだったのかも。

 

何気に、パワハラ!

 

しかし、敢えてなぜ僕だけ

こんなに患者さん多いわけ?

とも部長には聞かずに、

もくもくと要領よくこなした覚えが。

 

ただ、回診は部長ではなく、

さらに上の元大学教授の特別顧問の

優しい先生で、強い攻めを受けなかったので

なんとか凌げたという次第。

 

今の時代、研修医たちがこんな目に

会わされることは皆無でしょう。

 

まあ、よく堪えたもんだと、

自分を褒めてあげよう!

 

打たれ強い人間になろう。

 

http://to-happy.com/be-patient

 



2019/03/23 (土) 00:28 | 回顧録:医師扁
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米国留学中に気付いたこと。

 

ケンタッキー州の広いモールを歩いていて、

スマートな女性をほとんど見たことがなかった。

 

シカゴのビジネス街では、

かなりスマートな女性はチラホラみましたが。

 

中年女性ならば、いざ知らず

若い女性もみなブヨブヨしている。

しかも、ピチピチのスウェットを

履いているもんで、ますます、

体形が強調されるという訳である。

 

まずは、

食事の量と質。

この国で外食すると、量が半端ないし、

脂っこいものばかりである。

 

https://raitd.com/2026 から

 

適当に食事を済まそうとすると、

マックやバーガーキングに行きつく。

さらに、ポテトフライにたっぷりとケチャップ。

 

たまにならであれば、許せるのですが。

https://plat.navitime.co.jp/article/KAK201701250500114/

 

 

もう一つは、運動不足になりがち。

米国は何をするにも、車で移動してばかり。

 

日本ほど安全なお国がらでなく、

夜になると気軽にコンビニに歩いていくなど

とんでもない。

やはり、夜になると危険なのである。

 

また、昼間でも

ちょっとしたジョギングも

油断禁物である。

悪い連中も多い!

 

という訳で、

小生も米国では細いと思ったが、

帰国すると、やはりデブになっているのである。

 

 



2019/03/18 (月) 00:05 | 回顧録:医師扁
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